暮らしを磨くとき

理想は丁寧な暮らしをする上品レディ。愛するくらしを実現するための生活記録。

買い物特記1 ― 富士山カップ

人でも、ものでも、素敵であることはとても良い。何を「素敵」と思うかは人によって様々だけど、そんなふうに差が生まれるのも、なんだか素敵に思う。私は綺麗なものやかわいいものが特に好きだ。

私はかれこれ5年近く、朝白湯を飲むことだけは習慣として続けられている。「丁寧な暮らしの人ってやたら白湯すすめてくるよね。笑」くらいの軽い気持ちだったが、朝起き抜けの体内にゆっくりと白湯が落ち、じんわりと染みてくるあの感覚が好きで、何だかんだと続けてこられた。

ずっとマグカップで白湯を飲んでいるのだけど、一つ悩みがある。量が多くて飲みきれないのだ。最近のお気に入りのマグカップはディズニーシーで買ったダッフィーの柄の優しいミルクティー色のもので、結構大きい。注ぐ量を減らせばいいのでは?と思われるだろうが、カップに半分とか、なんか好かーん。なんか、なみなみ入ってないと気持ちわるいのよー。そんな気持ちでいるから、いいサイズのカップを密かにずっと探していて、出会った。


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富士河口湖町で、藤田圭子さんという方が作られているカップだ。富士山を望む町だからか、この方は富士山デザインの器を多く作っているそうだ。このカップも「富士山カップ」と書いてあった気がする。手のひらに収まるサイズ、ザラザラとした手触りが素敵な富士山の頭の部分。たっぷりと土を使って作られているからか、見た目に反して少し重さがあるのも、安定感があって良い。

何より山肌部分の色が素敵だ。なんとも言えない薄緑色。本当に綺麗、好きな色。夏の朝、靄がかかった中で眺める富士山って、もしかしたらこんなふうに優しい色をしてるのかもしれない。朝を思わせる色だからか、「このカップは一日の始まりを安心して始めるためのお供の役割をきっとしっかり果たしてくれるぞ!」と感じた。とてもとてもときめいた。

 

迷いなく欲しいと思えるものに出会えることは、何より素敵だ。そもそも迷うくらいなら買わない。今度は迷わずに買える、素敵な南部鉄器の鉄瓶を見つけて、朝の白湯用茶器セットを完成させたい。