暮らしを磨くとき

理想は丁寧な暮らしをする上品レディ。愛するくらしを実現するための生活記録。

ふわふわモチベーション

私が今頑張りたいと思っていることは、大きく分けて「美容」と「貯金」だ。この二つは、なるべく早くにはじめて、時間をかけて取り組む必要がある事柄だと思っているからだ。1日ですべての毛穴を撲滅し、すべすべマシュマロ肌になれる薬はないのだし、私のお給料では、ひと月分のお給料で一度に5000万円の貯金もできない。美容と貯金において、自分の理想を達成するためには時間が必要だし、モチベーションも重要だ。ただ、私のモチベーションは湯気のようにゆらゆらふわふわとしており、なかなか手に取れる形になってくれない。

どの記事で書いたか忘れたが、私は努力と継続に苦手意識がある。子供のころから「あなたはろくに努力もせずに、やりたいことしかやらないで……」と親から小言を言われ続けていたので、もう自分はそういう人間だと刷り込まれてしまっているのだ。(私は親との折り合いが悪く、こういう類の呪いに多くかかっている。この呪いを解いていくためにも、美容と貯金の2つが大きな柱となるのだけど、この話は今日はやめとこうか……楽しくないし、そのうちね)そして今、特に美容に関してサボり期に突入しそうな気配がある。努力継続が苦手な人間は、「あ、なんかできなくなりそう」というのは気配でわかるものなのだ。

昨日、カメラマンをしている友人からの頼みで、被写体ごっこをしてきた。ただでさえ最近スキンケアを適当に済ませがちだったのもあり、先週1週間は「せめて少しだけでも期待に応えられる私にならなくちゃ……」という一心で、効果が高いと言われるフェイスパックで文字通りの集中美白ケアをしていた。朝も欠かさずに洗顔したし、髪もいつもより丁寧にトリートメントをしてあげて、その甲斐あって友人からは「すごいいいの撮れた!」と満足の声を頂戴した。そんで思ってしまったのだ。「喜んでもらえてよかった!これで明日からまた頑張らなくてよくなるわ~」と。そんでもってやってしまったのだ。「楽しかったけど、慣れないことしてエネルギー使っちゃった!祝杯もあげなきゃ!(なんの?)」を大義名分に彼ともんじゃ焼きを食べながらだらだら飲み、酔いも回って興にも乗ってカラオケで3時間半過ごし、家に帰ってからもアイスを食べながら、2000年代J-ROCKリストを流して「だー、奥田民生かっくいーぜ!!」と大騒ぎ。そのまま寝ようとしたところ、彼に「お風呂は無理でもお化粧は落としなよ」と言われ、這うようにして洗面所に行き、メイクは落としたものの、その後のスキンケアは一切サボってしまった。おかげで今朝はカピカピの肌状態で目覚めた。肌のつっぱる感じがもはや痛かった。

今回の場合は、「被写体として満足してもらえる状態の私」という目標を1週間でなんとか達成してしまった、ということが大きい。私は何かを頑張ると反動で頑張らなくなる。今回は集中美白ケアを頑張ったので、今度は集中放置の予定になってしまっている。でも美容はサボればサボった分だけ、しっかりとペナルティが発生するものなのだ。特に30代目前、お肌の曲がり角はとっくに超えていて、やらなかった(サボった)結果はたった1日でも、毛穴の目立ちと肌色のくすみとなってばっちり全面に出てくる。怖い、書いてて怖くなってきた。なのに体が動かない。「面倒くさい」にがんじがらめにされている。

たぶん、私には「どうしてこれを頑張るのか」「何を目指して頑張るのか」といったモチベーションの中で、後者の目的が明確に設定されていないから、こうやってサボってしまうときが周期的に来るのだと思う。「どうして」は簡単だ。鏡に映る、自分が思う「可愛くて綺麗な私」を見るとテンションが上がる。私はよく「美は自信」といろいろなところで言って回っているのだが、自分に自信を持ち続けるために美容を頑張りたい、というのは、まだまだ柔いが一つの芯になっている。

でもじゃあ「何を目指して」と言われると、これが難しい。例えば、VOCEで連載を持てるほどの美容研究家や「こんな美容法で綺麗になりました♪」といったポストをする美容系インフルエンサーになりたいのか、と聞かれると「いやぁ別に……?」となるし、「今から一念発起してモデルになりたい!」とか、「顔採用のある会社に転職して美人OLとしてバリバリやりたい」とかそういうわけでもない。しいて言うなら田中みな実になりたいが、これは憧れなので、目的かと言われるとベクトルが少し違う。

「何を目指して」が明確になるとモチベーションの維持が格段にしやすくなることはわかっている。なぜなら貯金のほうは、「暮らしを守るため」という目的も目標もしっかりあり、モチベーションが下がってしまうことが少ないからだ。ざっくりした目的だが、私は自分のメンタルがお金に左右されることをよく理解しているので、「こういう出費の予定がって、そのためにいつまでにいくらは必ず貯める」といった目標と目的をちゃんと立てられる。一時的に緊急の出費がかさんでしまって貯金を崩すことがあっても、ちゃんと立て直せるだけのモチベーションは持ち続けられる。

美容に関しても、目標をちゃんと決めないとな。これからも毎日この顔で、この体で、この肌で生きていくのだ。目指す場所がまだないからといって、頑張らなくていいはずはない。面倒くさくてまだ体が動きそうにないが、あと5分だけインスタ見たら、お風呂に入りに行こう。

 

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