暮らしを磨くとき

理想は丁寧な暮らしをする上品レディ。愛するくらしを実現するための生活記録。

週末の予定

社会人なので当然といえば当然だが、平日は朝から晩まで仕事をしている。私の派遣先はそこそこ大きな企業だが、所属している部署はどうにも人手不足が否めない。そのおかげもあってか、有期派遣雇用契約が満了となった年に、無期雇用派遣への切り替えを打診され、晴れてそうなったというわけなのだ。環境の変化に弱く、「また新しい職場で一から頑張らなきゃいけないのか……」と、少し気落ちしていた私にとっては非常にありがたい話だった。

ほとんどの社会人の方がそうだと思うのだが、私も御多分に漏れず、週に2日の休みを楽しみに仕事をしている。慣れているとはいえ、何かとイレギュラーな対応が発生しやすく、ストレスは多い仕事だから、いつでも休みが恋しいのだ。月曜の朝にはもう土曜日のことを考えている。

週末は、一日は部屋でゆっくり過ごして、もう一日は食材などの買い出しに出るだけのことが多い。映画を観たり、コーヒーを飲んだり、彼や猫と話したり、長々と昼寝をしたり、大したことはしないで過ごす。彼がいるときは、ほとんどの場合、買い物から戻って、昼から夕方(体力がある時は夜まで)映画を観て過ごしている。一人の休みも好きだし、彼と二人の休みも好きだ。

ただ、「やることが決まらない一人の休み」の時はすごく困る。大体天気が悪いときか、前日に飲み過ぎてしまって体が重いとき、またやりたいことが多すぎる時にそれはやってくる。平日の間、5日間も連続でストレスに晒されながら精一杯仕事に取り組んでいるので、別にゴロゴロすることを悪だとは思わない。ただ、「意志を持ってゴロゴロする」のと、「やることが決まらずにうだうだゴロゴロする」のとは、まったくの別物だ。前者は非常に有意義な時間で、後者に待っているのは後悔だけだ。

そしてまさに今日「やることが決まらない一人の休み」を過ごしてしまった。もともと今日は横浜にあるライブハウスに彼のバンドが出るというので見に行く予定だったのだが、今週は仕事が忙しくメンタルがかなりストレスにやられていて、さらに昨日の台風で体の調子も崩してしまっていた。起きた時は「行けるかも?」と思ったが、布団から出ると体がずっしりと重たく、泣く泣く諦めたのだ。(普段はのんびり屋で優しく、ふにゃふにゃとした雰囲気の彼だが、ロックバンドのギターボーカルとしてステージに立っているときはやたらセクシーでめちゃめちゃかっこいい。推しから癒やしを摂取したかった)

家に残るなら残るで、やりたいと思っていたことはたくさんあった。散らかった部屋を片付けたかったし、ファンデーションが切れそうだから自分のための買い物にも行きたかった。おいしいものも食べたいし、図書館で借りた本も読みたかった。でもなんだか、いざ「やろう」とすると決定打に欠けており、結局SNSやゲームで数時間を過ごしてしまった。

かろうじて「これじゃだめだ」とは思えたので、自分のための買い物をすべく昼前に街には出たのだが、出かける直前に「いや、でもな~…」状態になり、玄関で靴を履くか履かないかを5分迷い、やっと外に出たものの、今度は手持ちのお金が少なすぎるのでは、と不安になり、せっかく自分が使うコスメを新調しに行ったというのに「なんだかな」状態で、1時間足らずで帰宅した。

楽しみにしていた週末が「なんだかな」になってしまうのは辛いことだ。これじゃあ一週間の疲れは癒やされない。もともと一人時間は好きで、むしろないと困るのだが、時々、何もかもが自分で決められない日が来てしまう。体が重いのか気が重いのか、もしくはその両方か。今週はかなり天気に振り回されていたので、自分だけに理由があるわけではないにせよ、自分で選択できない一日は残念だ。

明日は取り戻したいな、と思いながらも結局、このブログもベッドにパソコンを持ち込んで、だらだらゴロゴロしながら書いている。この週末はだめかもしれない。だめならだめで、もう開き直って「だめ」を貪ってやろう。

 

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